十四五(第14次5カ年計画、2021-25年)期間中、工業情報化部では、管轄する工業分野と情報化分野において、これまでの取り組みをベースにデータセキュリティの保護作業を更に深化させる方針だ。具体的には次の4つの取り組みを行う。
まず一つ目に、業界のデータセキュリティ制度体系の確立だ。「工業および情報化分野データセキュリティ管理弁法」を早急に施行し、データの分類・分級、重要データの保護、リスク通報、申し立て受理、緊急管理、検査評価といった基礎的な制度をしっかり整備する。
二つ目に、標準規格のトップレベルの設計と全体的な策定を強化する。業界のデータセキュリティ標準規格を確立し、IoV(車のインターネット)、工業インターネット、AI等の重点分野のデータセキュリティに関する標準規格の整備を急ぎ、標準規格の普及と徹底に向けた作業を行う。
三つ目に、データセキュリティの監督管理を強化する。電気通信分野では先行して試験導入を進め、重要データのリスト作成、届出登録による管理、セキュリティリスクの検査評価等の作業を順次展開する。工業分野では、データセキュリティ管理のモデルプロジェクトを実行し、データセキュリティ管理の筋道と方式を模索しながら、優れた実践事例を選定し推進する。
四つ目に、データセキュリティ産業を重点的に発展させる。データセキュリティ産業の発展促進に向けた政策を積極的に発表し、政策的環境を整備する。データセキュリティの基幹技術・製品の研究および試験運用を実施する。国家データセキュリティ産業パーク等のイノベーションプラットフォームの展開と建設を研究、推進する。
工業情報化部ネットワークセキュリティ管理局の杜広達副局長は、「データはすでに新たな生産要素となっており、データガバナンスの強化、データセキュリティの保護は、今や国家の安全保障と人民の権益に関わる問題になっている。」とコメントしている。
原文:ttps://baijiahao.baidu.com/s?id=1717850601463449753&wfr=spider&for=pc、翻訳・加筆編集クララ