中国政府認定グリーンデータセンター

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グリーンデータセンターリスト第4弾を公表

2023年5月11日、工業情報化部など6部門は共同で、2022年度の国家グリーンデータセンター認定リストを発表した。今回は通信分野から7カ所、インターネット分野から17カ所、公共機関分野から11カ所、エネルギー分野から1カ所、金融分野から7カ所の合計43カ所のデータセンターが認定された。

これまでに153カ所が認定されており、今回で国家グリーンデータセンターは合計196カ所となった。

グリーンデータセンターとは

グリーンデータセンターには認定基準が設けられており、認定を受けたデータセンターは、施設内の照明やサーバーの冷却等に用いる電力の利用効率の高さだけでなく、施設内の様々な部分で環境負荷を最小限に抑える工夫を行っている。

例えば、カーボンニュートラルな建材・カーペット・塗料の使用、持続可能な施設周辺の景観整備、施設から出る廃棄物のリサイクル、太陽光発電やヒートポンプ等の持続可能なエネルギーの活用、EV車の利用等がある。

中国政府は、北京、天津、河北、黒竜江、上海、江蘇、山東、湖北、広東、広西、重慶、四川、貴州、寧夏の14市・省・自治区にある103の地区を国家グリーンデータセンター試験地区に指定しており、グリーンデータセンターの多くは当該地区にある。 なお、2021年11月に発表した「十四五(第14次五カ年計画、2021-2025年)工業グリーン発展計画」では、データセンターについて、効率的で低炭素、集約的で循環的な質の高い発展を続けるという目標を設定している。

43カ所のグリーンデータセンター

今回認定された43カ所のデータセンターは次の通り。

<通信分野>

中国联通深汕云数据中心(腾讯鹅埠数据中心2号楼)

中国移动(贵阳)贵安数据中心B1栋

中国电信南京吉山云计算中心三号楼

中原数据基地DC3数据中心

中国移动(山西太原)数据中心

中国电信中部大数据中心(武昌基地二期)

中国电信高科大厦数据中心

<インターネット分野>

抖音-秦淮官厅湖新媒体大数据产业基地一期2号楼

西云数据运营的亚马逊云科技中国(宁夏)区域(数据中心一期)

长江上游区域大数据中心(一期)

乌兰察布华为云数据中心(华为基地C01)

浩云南香谷数据中心

润泽数据中心A-3

抖音-中联绿色大数据产业基地1号楼

润泽数据中心A-6

万国数据智能创新云计算数据中心

贵安华为云数据中心(云上屯C2)

廊坊华海三河铭泰云计算数据中心

安晓云数据中心

天津移动东丽云尚数据中心

荔景通讯网络5G技术应用及测试研发中

合肥城市云高新区大数据产业园数据中心(一期)

怀来云数据中心3、4号楼

阿里巴巴广东大数据综合服务平台河源基地高新机房C楼

<公共機関分野>

绵阳市公安局数据中心机房

国家税务总局景德镇市税务局中心机房

国家税务总局鹰潭市税务局机关大楼数据中心机房

国家税务总局河源市税务局数据中心

国家税务总局上饶市税务局数据中心

杭州市公安局临平区分局机房

舟山市公安局数据中心机房

绍兴市柯桥区行政中心数据中心机房

中国体育彩票亦庄数据中心

成都超算中心

湖北省楚天云数据中心

<エネルギー分野>

国网兰州国家级新区能源互联网融创园大数据中心(甘肃国网云数据中心)

<金融分野>

中国建设银行武汉南湖数据中心

中国建设银行北京稻香湖数据中心

证通智慧光明云数据中心

宁波银行江北数据中心

长沙银行滨江数据中心

嘉兴银行数据中心

贵州农信观山湖数据中心

データセンターの概要紹介

今回認定されたデータセンターのいくつかは2022年の国家新型データセンター(大型データセンター)にも認定されている。詳細が公表されているものを一部抜粋して紹介する。

中国移动(山西太原)数据中心

山西省太原市の太原経済技術開発区内にあり、敷地面積は4.3万平米。データセンター棟が3棟、動力棟が1棟、メンテナンス棟が1棟から成る超大型データセンターで、ラック数は9,000超。

山西省は豊富な自然エネルギー資源を生かしてデータセンターの誘致・建設を積極的に行っている。省内で稼働中・計画中のデータセンターのラック数は、2016年末時点で6万ほどに過ぎなかったが、2022年末には82.78万ラックにまで増加している。

画像出典:山西建筑工程集团有限公司

中国移动(贵阳)贵安数据中心B1栋

貴州省貴安新区にある超大規模データセンターで、国​​家統合コンピューティングパワーネットワークの重要なノードの一つと位置付けられている。敷地面積は194ムー(東京ドーム約2.5個分)。3期に分けて建設が進められており、すべて完成すればラック数は2万を超える規模となる。

すでに第1期と第2期分は稼働しており、第2期分だけで20万台以上のサーバーを有する。政府の各部門、華為(HUAWEI)、百度(Baidu)、アリババ等の大手企業を含む1.6万社が利用している。第3期分の総工費は9億元で、ラック数は7,000以上を計画している。

抖音-秦淮官厅湖新媒体大数据产业基地

河北省张家口市の東の端で、万里の長城として有名な八達嶺長城にもほど近い場所に位置する。中国版TikTokの「抖音(Douyin)」のビッグデータ用データセンターで、総投資額は60億元。データセンター棟が2棟、オフィス棟が1棟のほか、研究開発センター棟や設備棟が6棟あり、ラック数は1.6万。

抖音-中联绿色大数据产业基地

こちらも 抖音 のデータセンターで、山西省大同市陽高県に国内最大規模の超大型データセンター基地として建設が進められている。敷地面積は1,000ムー(東京ドーム約14個分)、総投資額は300億元で、ラック数は10万、サーバー台数は100万台を超える。3期に分けて建設が計画されており、第1期分の1-5号棟がすでに稼働している。

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