1. 今年も気温は 38 度超え!前年を上回る人出を実感
今年は当日券も全て電子チケットに。ゲート前の二次元コードを読み取って支付宝(Alipay)で支払う
2. BtoC は 7 ホールを使って開催
● 盛大(Shanda Games)
「血族」、「地城之光」、「伝奇永恒」をはじめとするモバイルゲームを展示していた盛大遊戯。依然として高い人気を誇る「龍之谷」のリリース 5 周年記念イベントも行われ、多くの人が集まっていた。
● 完美世界(PERFECT WORLD)
完美世界は ChinaJoy に合わせて中国聯通小沃科技公司との提携を発表。PC 向けオンラインゲームの「無冬 Online」、「誅仙 3」、「HEX」、「TOUCH」のほか、Xbox 版の「無冬 Online」「最終兵器」、PS4 版の「三国戦紀」、モバイルゲームでは「射彫英雄伝 3D」「神彫侠侶」「全民大主宰判」などが試遊できた。
● 空中網
メインステージではプロチームによる対戦イベントを実施。高い人気を誇る「戦艦世界」や「坦克世界(Worldof Tanks)」の試遊機には長い列ができ、多くの見物者も集まっていた。
● 昆崙遊戯
7 月 30 日にリリースされたばかりの「憤怒的小鳥 2(Angry bird2)」がとにかく注目を集めていた昆崙。イメージタレントを務める歌手の李易峰も登場し会場を盛り上げた。試遊機も多く用意されており、キャラクターのぬいぐるみを飛ばして遊ぶコーナーには子供の列ができていた。
● JJ 比賽
ステージ真裏のブース内が公園のようなデザインになっていた JJ 比賽。将棋やトランプ、麻雀といったカジュアルゲームの人気は根強く、登録ユーザーは 1.5 億人を超えるという。ベンチやバス停、果てはトイレといったカジュアルゲームで遊ぶシーンをイメージさせる作りになっていたが、試遊機で遊ぶ人はほとんど見られず休憩所と化していた。
● Snail(蝸牛)
武侠モノに強い Snail は、さまざまな端末向けのタイトルをバランスよく出品。高い人気の「大極熊猫」の3D 版はもちろん、PS4 向けの「九陽神功」を中心に試遊機には長い列ができていた。
● 中国手遊(CMGE)
スターウォーズに NARUTO、ワンピース、キティちゃんと IP(キャラクター版権)モノを前面に押し出していた中国手遊のブース。試遊機の代わりにキャラクターのフィギュアを展示したり、IP にちなんだ簡単なミニゲーム(輪投げや的当て)でスタンプを集め、最後に受付でグッズと交換するスタイルをとっていた。
● 網易(NETEASE)・BLIZZARD
試遊に力を入れていた網易の BLIZZARD ブース。「守望先鋒」の試遊が 3 時間待ちとなったほどの人気で、欧米のゲームメーカーとしては中国市場で最もブランド認知に成功した感がある。
● EA
EA も中国市場の開拓を積極的に行っている海外ゲームメーカーのひとつ。今年も「FIFA ONLINE」シリーズを大々的にアピールしたほか、「極品飛車 19(NEED FOR SPEED)」ではコックピット型の試遊機が用意され、傍には高級車の展示も。モバイルゲームでは人気の「Plants vs. Zombies 2」が出品された。
● PlayStation
昨年に続いて大きなブースで挑んだ SCE。PS4 を中心に、PS Vita と Project Morpheus の全 57 タイトルが試遊できた。ブースのスタッフによると、およそ 3 分の 2 が中国では発売前のタイトルだそうだ。集客では群を抜いており、特に中国初出展となる VR ヘッドセットの Project Morpheus の体験は整理券が配布されるほどの人気に。初音ミクデザインの限定 PS4 の販売やハイレゾウォークマンの人気投票も行われた。
● XBOX
ONESCE と向かい合う形となった XBOX ONE の巨大ブース。長らく販売不振が報じられていたが、「HALO」や「Mincraft」といった欧米タイトルの試遊をずらりと並べ、中国市場重視の姿勢を見せつけた。来場者の注目も高く、試遊は常に長い列に。Kinect の試遊コーナーも歓声が上がるほど賑わっていたものの、ブース内の XBOX 即売コーナーに立ち寄る来場者の姿は見かけなかった。
● DeNA
「ワンピース」や「BLEACH」、「トランスフォーマー」といった IP モノのフィギュアばかりを展示した DeNA。ワンピースの実機展示は何らかの理由により見合わせた模様で、モニターの下に「スタッフと一緒に撮った写真をネットにアップしたら豪華景品を贈呈」と手書きで書かれたメモが貼られていた。
● 天猫魔盒
昨年はたくさん出展されていたセットトップボックス(STB)だが、今年目立っていたのは阿里巴巴グループの天猫魔盒だけ。TCL、創維(スカイワース)、珠海邁科電子と共同で開発したもので、会場では「瘋狂出租車(Crazy Taxi)」、「博雅斗地主」、「最終幻想 13(FinalFantasy XIII)」などの試遊が用意されていた。
● 通耀(AccessBright)
モバイルゲームを大量出品していた通耀。派手なステージはないものの試遊に訪れる人は多かった。
● 久遊網(9you)・バンダイナムコオンライン
PC 版「機動戦士ガンダムオンライン」をメインに、対戦イベントを開催。別ホールの物販コーナーでガンプラも販売しており、中国での人気の高さをうかがわせた。またブースの一部がゲームセンターのようになっており、アミューズメント機で遊べるようになっているのも特徴的だった。
● 愛奇芸(QIY)・PPS遊戯
ニコニコ動画で人気の“みうめ”が 2 日間に渡ってステージイベントに出演した。
● WCA(World Cyber Arena)
WCA は銀川市政府などが運営する世界規模の電子ゲーム競技大会。終日プロによる対戦イベントを実施
3. BtoB 専用ホールも規模を拡大、来場者が急増中
日本からは KLab が独立ブースを構えていたほか、12 社によるジャパンパビリオンが出展
左からシンガポール、ASEAN、韓国のパビリオン。今年の BtoB はここ数年で最も規模が大きく、来場者も倍増どころではない印象を受けた。話し込む外国人バイヤーの姿も。
4. 今年も物販ホールが登場
昨年に続いて物販ホールが設けられていた。ガンプラ販売店のほかは昨年とほぼ同じ品揃えで、キャラクターグッズの福袋は 39 元~。フィギュアやスマホカバー、T シャツ、バッグ、萌クッションなどが売られていた。また今年は日本のカプセルトイがずらりと並ぶ店も複数登場。20 元で専用コインを買い、ガチャガチャの機械に入れる仕組みで、若い女性の関心を引いていた。